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生成AI研究会(AIエージェント活用に向けた最新動向)を開催しました

 

令和7年6月13日(金)に生成AI研究会(AIエージェント活用に向けた最新動向)を開催しました。

【生成AI研究会】AIエージェント活用に向けた最新動向 - ふくいDXオープンラボ | Doorkeeper

 

開催概要

日 時:令和7年6月13日(金)18:00~ 20:00

会 場:ふくいDXオープンラボ(坂井市丸岡町熊堂3-7-1-16)

参加者:現地19名オンライン30名

講 師:村田知也 氏(福井県立大学 情報センター 准教授)

資 料:ふくい生成AIコミュニティにて公開中

    <コミュニティについて> <入会申込>

 

実施内容

1.生成AIの最新動向

 まずは生成AIのLLMモデルの現状について、今回トピックとなるAIエージェントの概要と基礎知識について講義がありました。AIエージェントについてはMCPと呼ばれる、AIと様々なwebサービス(データベース、webサイト等)を仲介する仕組みが整ってきたことでAIエージェントの進化が加速したようです。その他にもA2A(Agent2Agent)やバイブコーディングなどの概念を理解することができました。

 

2.最新AIのデモンストレーション

  続いて、様々なジャンルのAIについての紹介やデモを見せて頂きました。動画を作成するAIやGoogleのNotebookLMの他、AIエージェントについても実際に動いている所を見せていただき、どういったものか知ることができました。セミナーの中では、ラインで内容と日時をポストすると、googleカレンダーの予定を確認して、予定が空いていたらカレンダーに予定を入れるデモを行いました。メール返信の自動化や問い合わせ対応の自動化など様々なことに応用できそうです。

 



 

3.企業での活用と導入

 最後に、生成AIの活用事例の紹介と、導入ステップについてお話がありました。こちらは社内のデジタル化を進める時と同様、AIを使って何を達成するのかという「目的の明確化」とスモールスタートで成功体験を積み上げるということが大切だというお話がありました。AIを使って「何ができるか」という点については、今回のようなセミナー等でこまめに情報収集するといったことが重要だと思います。

 またAIエージェントの導入については、村田先生曰くまだ待った方が良いとのことでした。必ずGAFAMがAIエージェントをリリースするので、現在使っているサービス(メール、チャットツール、文書作成ソフト等)とのスムーズな連携を考えると導入するのは大手のものがいいだろうとのことでした。おそらく今年中にリリースされるのではないかと思われますので、それまでAIエージェントでどのようなことができるか情報収集しつつ、導入に備えましょう。

 

<ふくい生成AI研究会コミュニティを発足しました>

今回のようなセミナーのフォローアップ(資料共有、質問受付)の他、生成AI関連の情報交換、定期的なイベント開催を予定しております。県内企業の方ならどなたでも無料で参加頂けます。

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